太陽HD、養老町と日進市に水上太陽光を稼働、売電単価18円

パワコンはTMEIC、フロート架台は環境資源開発コンサルタント製

2019/09/19 23:30
工藤宗介=技術ライター
細池水上太陽光発電所
(出所:太陽ホールディングス)
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林池水上太陽光発電所
(出所:太陽ホールディングス)
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 太陽ホールディングスは9月17日、同社子会社の太陽グリーンエナジー(埼玉県嵐山町)が岐阜県養老町と愛知県日進市の2カ所で水上太陽光発電所を稼働したと発表した。

 岐阜県養老町の「細池水上太陽光発電所」は、出力約2.154MWで年間発電量は約265万7000kWhを見込む。太陽光パネルは中国JAソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製、フロートは環境資源開発コンサルタント製を採用した。固定価格買取制度(FIT)による売電単価は18円/kWh。8月1日に運転を開始した。

 愛知県日進市の「林池水上太陽光発電所」は、出力約723kWで年間発電量は約94万kWhを見込んでいる。太陽光パネルは韓国ハンファQセルズ製、PCSはTMEIC製、フロートは環境資源開発コンサルタント製を採用した。売電単価は18円/kWh。8月30日に運転を開始した。

 一般に太陽光パネルは温度が上昇すると発電量が減少する特性があり、水上設置は屋根や地上と比べて温度上昇を抑えられるため、発電効率の点で有利という。また、水面への日射を遮ることでアオコ発生の抑制も期待できる。

 太陽グリーンエナジーは、2015年10月に嵐山花見台工業団地(埼玉県嵐山町)の調整池で同社初の水上太陽光発電を開始、2017年12月には同町で嵐山大沼水上太陽光発電所を開設した。また、2019年1月に兵庫県で2基、2月に奈良県で1基の水上太陽光発電所を取得した。

 今回運開した両発電所は、設備計画認定を取得した他事業者から事業権利を譲り受けて設置した。これにより太陽グリーンエナジーの年間想定発電量は、同社国内グループでの電力消費量の60%に相当する約9.2GWhに達したという。