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オリックス資源循環、寄居町でバイオガス発電、一般廃棄物を発酵

2019/09/21 00:45
工藤宗介=技術ライター
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乾式メタン発酵バイオガス発電設備の完成予想図
(出所:オリックス資源循環)
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 オリックス資源循環(埼玉県寄居町)は9月19日、一般廃棄物を活用した乾式のメタン発酵によるバイオガス発電設備を建設すると発表した。同日、同社と埼玉県、寄居町、小川町、地域住民の間で独自の環境基準などを定めた「彩の国資源循環工場運営協定」を締結した。2020年1月に着工し、2021年秋に稼働開始する予定。

 同施設で採用する乾式のメタン発酵技術は、これまで処理の難しかった水分含有率が低い有機物から高効率にバイオガスを取り出せるのが特徴。また、紙ごみやプラスチックなどの異物が混合される食品小売業や外食産業の食品廃棄物と他の廃棄物を分別せずに処理できるという。

 環境省発表の2014年度の実績によると、食品製造業では食品廃棄物のみの排出が比較的容易なため、肥料や飼料への活用が進み再資源化率は95%に達する。その一方、外食産業では分別の難しさから再資源化率は2割強に留まっているという。

 最大処理能力は1日あたり100t。設備容量は出力1.6MWで、年間発電量は一般家庭約3140世帯分に相当する約980万kWhを見込む。メタン発酵設備は栗田工業製を採用する。発電した電力は固定価格買取制度(FIT)により売電する。売電単価は39円/kWh。

 埼玉県が寄居町に整備する「彩の国資源循環工場」の第2期事業地内に建設する。同社は、2006年から彩の国資源循環工場で日量450tの処理能力を持つ熱分解ガス化改質方式を採用した廃棄物高度処理施設を運営しており、これまでのノウハウを活用して一体的に運営するという。

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