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三菱電機、鎌倉に「ZEB実証棟」、屋上とひさしに360kWの太陽光

2019/09/24 14:10
工藤宗介=技術ライター
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ZEB関連技術実証棟の完成予想図
(出所:三菱電機)
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 三菱電機は8月7日、同社の情報技術総合研究所(神奈川県鎌倉市)に建設中の「ZEB関連技術実証棟」が、基準1次エネルギーに対するエネルギー削減率約103%を実現し、第三者認証機関からBELSの最高評価である5スター(☆☆☆☆☆)および「ZEB」認証を取得したと発表した。

 ZEB関連技術実証棟は、同社がZEBに関連する技術開発の加速を目的とした建物で、2020年9月に稼働する予定。昇降機を3基備える4階建てで延床面積は約6000m2の中規模オフィスビルとなる。同社によると、延床面積が大きくなるほどZEB達成は困難で、これまでに設計時ZEB取得した建物は約2000m2程度までが中心だったという。

 太陽光パネルを建物の屋上に加え、庇上(窓上のひさし)に設置することで発電量を増やした。合計出力は360kWとなる。太陽光パネルとパワーコンディショナー(PCS)は自社製を採用する。高効率設備機器と省エネ制御(照明の在室検知制御、明るさ検知制御、タイムスケジュール制御、昇降機の速度制御など)を導入する。

 このほかにも、自然換気窓からの自然通風や吹き抜け空間上部の熱溜まりを利用した重力換気の積極活用、クールチューブ(ダクト土中埋設)を利用した換気冷却などの省エネ対策を導入する。運用時には設備制御技術を追加導入し、更なる省エネ実証や、健康性や快適性を高めたWELLやBCPなどZEBの付加価値を提案するために実証するという。

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