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大阪で太陽光の展示会、自家消費、O&M分野に脚光

エクソルが太陽光・蓄電池一体制御、TMEICが新コールセンター

2019/09/26 15:56
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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エクソルの展示した「太陽光発電一体型制御システム」
(出所:日経BP)
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TMEICは、新コールセンターを設置
(出所:日経BP)
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北村製作所は水を循環利用するパネル洗浄を開発
(出所:日経BP)
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 西日本で最大規模となるエネルギー関連の展示会「スマートエネルギーWeek 2019」がインテック大阪(大阪市住之江区)で9月25~27日の日程で開催され、全体で520社、太陽光発電関連でも100を超える企業が出展した。

 太陽光パネルやパワーコンディショナー(PCS)、架台などの太陽光発電システムの構成品のほか、蓄電池や電源制御機器など自家消費型システム、遠隔監視やパネル洗浄、点検装置などO&M(運営・保守)サービスに関連した出品が目立った。

 エクソル(京都市)とYamabishi(東京都大田区)などが、自家消費型を想定し、太陽光発電と蓄電池を最適に制御できるシステムを展示した。また、Wave Energy(東京都港区)などは蓄電池を使わずに自家消費量を最大化するシステムをアピールした。共通するのが、太陽光の余剰分を系統に逆潮しないシステムとし、余剰分を充電したり、出力抑制の制御を組み込んだものだ。

 エクソルは展示会に合わせて、15kWの太陽光パネルと15.36kWhのリチウムイオン電池をセットにした「太陽光発電一体型制御システム」を製品化し、展示した。DC/DCコンバーターをなくして低コスト化したため、ピークカット効果をうまく生かして電気代を削減できれば、補助金なしでも10年程度で投資回収できるケースもあるという。

 O&Mサービスに関しては、固定価格買取制度(FIT)の初期案件が5~6年経ち、定期的な保守や経年劣化に対応した内容のものが増えている。

 電源関連メーカーのニプロン(兵庫県尼崎市)は、「100%発電量維持O&Mサービス」というサービス名でO&M事業に本腰を入れる。これは、同社の監視制御装置(DC/DCコンバータ)「PVマキシマイザー」を設置してストリング(パネル直列回路)ごとに監視・制御することで、適切な改善案を示し、発電量の減少を抑えることを目指すという。

 また、メガソーラー(大規模太陽光発電所)向け大容量PCSのトップメーカーである東芝三菱電機産業システム(TMEIC)は、稼働6年目に「精密点検」を推奨するとともに、今年8月に新コールセンターを開設し、PCSユーザーへのサポートを強化したという。

 同社では、販売台数が増えるに従い、雷雨の後など、電話による問い合わせが集中して、サービスセンターに繋がりにくいことがあったという。そこで、新たに一次対応のためのコールセンターを設けてオペレーターを増員した。オペレーターは、AIによるデータベースを活用しつつ、迅速なトラブル対応に取り組んでいるという。

 また、PCS筐体メーカー大手の北村製作所(新潟市)は、太陽光発電所の保守点検サービスにも本格参入し、今回の展示会で独自開発した太陽光パネル洗浄システムを公表した。これは、パネル洗浄に使う水を回収して、その場でろ過して循環利用するのが特徴。1MWのメガソーラーに使う洗浄水は1tで済み、その分洗浄コストが下がるという。

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