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世界最大級・植物工場を検討、再エネ活用で低負荷に

2019/09/27 00:21
工藤宗介=技術ライター
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植物工場の完成予想図
(出所:九州電力)
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 九州電力は9月25日、九電工、東京センチュリー、アースサイドグループのスプレッド(京都市)の3社と共同で、九州電力・豊前発電所の遊休地(福岡県豊前市)を活用した次世代植物工場の事業化を検討すると発表した。

 計画地の適正性や市場調査などの基礎調査が完了したことから、2020年3月をめどに事業化を判断するという。また、電力需要が大きいことから、VPP(仮想発電所)リソースとしての活用や、再生可能エネルギーとの組み合わせによる低環境負荷のレタス栽培など、新たな価値創出についても検討する。

 今回検討を開始した次世代植物工場は、レタスの生産能力が日産5tと世界最大級のもの。スプレッドが開発した次世代型農業生産システム「Techno Farm」を導入し、外部と遮断された建物内でLEDと養液を用いて作物を栽培する。

 無農薬で栽培することによる「食の安全への貢献」、天候の影響を受けない生産量・品質・価格の安定化による「食の安心への貢献」、栽培工程のスマート化による「就労者不足解決への貢献」など、社会的意義が大きい事業としている。

 九州電力は、同事業を「九電グループ経営ビジョン2030」で掲げた一次産業に関連した領域への挑戦と位置付け、国内農業の課題解決に貢献したい考え。

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