Looopが太陽光の第三者所有モデル、発電予想に応じた「現金一括還元」も

2019/09/30 18:41
工藤宗介=技術ライター

 Looop(東京都台東区)は9月26日、東京都内限定で、戸建て住宅居住者の初期負担なしで太陽光発電の電力を活用できるサービスを開始したと発表した。

 利用者以外の第三者が設置資金を提供する「第三者所有モデル」のスキームで、サービス名称は、「戸建住宅向け太陽光発電サービス・未来発電(みらいはつでん)」。シミュレーションによる発電予想量に応じて現金を一括還元する方式と月々の電気代を削減する方式を選べる。

 太陽光発電システムに伴う顧客の初期負担はゼロで、設備費・設置工事費・メンテナンス費をLooopが負担する形になる。契約期間は10年間で、満了後は顧客に設備を無償譲渡する。また、東京都の「住宅用太陽光発電初期費用ゼロ促進事業」の助成金(出力1kWあたり10万円)を顧客に全額還元する。

 「まるっと先得プラン」は、発電予測量に応じて10年分の発電量を現金で一括還元するプラン。電気料金は従量料金、自家消費料金とも29円/kWhに設定した。5.5kWの太陽光発電システムを導入したモデルケースでは、10年分の発電予想量10万円と助成金の55万円を合算した65万円を一括還元する。さらに、自家消費分の再エネ賦課金削減を含む10年間の想定メリットは70万522円と試算している。

 「しっかり電気代削減プラン」は、発電予想量に応じて月々の電気料金を削減するプラン。電気料金は、従量料金が26円/kWh、自家消費料金が21~25円/kWh。モデルケースでは、自家消費分の電気料金削減による月々の電気代削減が約7000円、年間の電気代削減率が約60%とすると、10年間の想定メリットは79万450円と試算している。

 申し込みから利用開始まで約5カ月かかる。導入する住宅は、築年数10年以内、屋根面積30m2以上、発電設備や蓄電設備(太陽光パネルやヒートポンプ給湯機・エコキュート)未導入、オール電化ではない住宅、積雪量0.6m以下を推奨する。今後、東京都以外にもエリアを拡大していく予定。

電気代とFIT単価の関係
(出所:Looop)
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