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カナディアン・ソーラー、多結晶セルの効率で世界記録、量産技術で

2019/10/01 08:55
工藤宗介=技術ライター
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カナディアン・ソーラーのパネルを採用したメガソーラー
(出所:日経BP)
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 カナディアン・ソーラーは9月17日、最新の多結晶シリコン型のセル(発電素子)「P5セル」において変換効率22.80%を記録し、世界記録を樹立したと発表した。独ブラウンホーファー研究所によって検証され認定された。

 開発した多結晶セルは、現在主流のP型半導体をベースにしたもので、157×157mm(表面積246.66cm2)のP5多結晶ウエハを用いた。同社は、独自のP5(キャストモノ)技術・製品の開発を進めており、4月には当時の世界記録である同22.28%を記録している。

 MCCE(金属触媒ケミカルエッチング)ブラックシリコン技術、セレクティブエミッタ、多層反射防止コーティング、最新の表面パッシベーション加工技術、最適化されたグリッド設計とメタライゼーションなど、既に量産化を実現した新技術を採用し製造した。

 特にMCCEブラックシリコン技術は、同社が独自に開発し量産化を可能にした技術で、今回セル性能を大幅に改善したという。

 同社によると、特許出願数および取得済み特許数において太陽光業界トップで、北米、欧州、アジア太平洋地域において1422件の特許を取得済みという。

 また、2019年8月時点で単結晶・多結晶の全てのセル生産ラインをPERC(裏面不動態式セル)技術に対応させた。モジュール(太陽光パネル)製品では、ハーフカットセルモジュール(Kuシリーズ)、両面発電モジュール(BiKu)、マルチバスバー(MBB)、166mmウエハ(HiKu/BiHiKu)、シングルモジュール(HiDM)などを生産する。

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