ジンコソーラーが「RE100」加盟、太陽光パネル製造企業では世界初

2019/10/01 10:40
大場 淳一=日経BP総研 クリーンテックラボ

 中国の太陽光パネル大手であるJinkoSolar Holding(ジンコソーラー)は9月25日、事業活動で使用する電力を再生可能エネルギー100%で賄うことを目指す国際的イニシアチブ「RE100」、および事業活動の省エネを推進する「EP100」に加盟したと発表した。

 両イニシアチブは、英国を拠点とする国際的な非営利団体(NPO)であるThe Climate Groupが中心となって創設されたもの。再エネ関連企業では、風力発電設備の大手メーカーであるデンマークのVestasがRE100に加盟している。同社は2013年以降、再エネ100%で事業を運営しているという。

 RE100に加盟する太陽光パネルメーカーとしては、今回のジンコソーラーが世界で初めてとなる()。同社はすべての製造工場や事業所において、2023年までに全電力の70%を、2025年までに100%を再エネで賄う計画である。

図●ジンコソーラーが加盟企業として掲載されているRE100の公式ホームページ
(出所:RE100)
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 さらに、エネルギー管理システムを全社的に導入することで、2030年までにエネルギー効率を2016年比で30%改善するという。このため同社は、RE100と同時にEP100にも加盟したとしている。

 ジンコソーラーのKangping Chen最高経営責任者(CEO)は、「ジンコソーラーでは製品の品質と同様に、長期の持続可能性にも配慮している。サプライヤーにも継続的に再エネ由来の電力の使用を奨励し、環境に優しい事業をサポートしている。再エネ分野を主導する企業の1社として、持続可能な未来のために責任を持って率先垂範することが重要だ」と述べている。

 同社は現在、世界の7カ所で製造工場を稼働させており、従業員数は1万3500人以上という。現地法人は世界の15カ国、営業拠点は同21カ国にある。

 RE100イニシアチブは英国の環境NPOが立ち上げたという経緯もあり、欧米の企業を中心にメンバーが増加してきた。世界全体で進みつつあるエネルギー転換の流れを反映し、近年はRE100やEP100に参加する日本やアジアの企業も増加しつつある(関連記事1)(関連記事2)。