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ふかやeパワー、「卒FIT」太陽光の買取単価を公表、東電上回る

2019/10/01 17:35
工藤宗介=技術ライター
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卒FIT電源は「エネルギー地産地消」に活用する
(出所:深谷市)
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 埼玉県深谷市が出資する地域新電力・ふかやeパワー(深谷市)は9月30日、固定価格買取制度(FIT)の買取期間が終了した「卒FIT」住宅用太陽光の余剰電力買取サービスを11月から開始すると発表した。

 買い取った余剰電力を深谷市域で消費することで、電力の地産地消を進めていく。

 買取単価は、余剰電力買い取りのみの「プランA」が8.6円/kWh、同社と電力の供給契約を締結した家庭向け「プランB」が8.8円/kWhとなる。買取価格の支払いは年1回、指定口座に振り込む。対象エリアは埼玉県内になる。

 東京電力管内(関東地区)の電力会社の「卒FIT」買取単価は、東京電力エナジーパートナーが8.5円/kWhと設定しており、ふかやeパワーは、これより0.1円高く設定した。一方、全国展開する新電力会社は、スマートテックが11.5円/kWh、JXTGエネルギーは11円/kWhとさらに高額の水準で競っている。

 ふかやeパワーは、深谷市で作られた電気を買い取り、深谷市民に提供することでエネルギーの地産地消を進め、収益を市民サービスに還元することを目指しており、買取単価だけでなく、地産地消の価値をアピールしている。

 同じ埼玉県内の地域新電力である秩父新電力も、買取単価8.7円/kWh(または8.5円/kWh+地域通貨3000円分)に設定して、エネルギーの地産地消を目指している(関連記事:【卒FIT太陽光の買取単価・一覧表】最高値はスマートテックとJXTGエネ)。

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