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石狩市に51MWのバイオマス発電、東南アジアから木質ペレット

2019/10/09 23:10
工藤宗介=技術ライター
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発電所の完成予想図
(出所:奥村組)
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 中堅ゼネコンの奥村組が100%出資する石狩新港新エネルギー発電合同会社(札幌市)は、北海道石狩市にバイオマス発電所を建設する。10月7日に安全祈願祭と起工式を開催した。2022年8月の運転を目指す。

 同社が推進する「石狩バイオマス発電事業」は、石狩湾新港工業団地内(石狩市・小樽市)に木質バイオマス発電所を建設するもの。出力は51.5MW(送電45MW)で、年間発電量は一般家庭約12.1万世帯分に相当する3.6億kWhの見込み。固定価格買取制度(FIT)の売電単価は24円/kWh。

 発電設備は、オーストリア・アンドリッツ製の循環流動層ボイラー(CFB)、独シーメンス製の蒸気タービン発電機を採用する。燃料は木質ペレットとパーム椰子殻(PKS)を使用し、合計年間約22万tを主に東南アジアから輸入する予定。施工は東洋エンジニアリングが担当する。2022年8月の運転開始予定は、当初の見込みより2カ月前倒ししたという。

 石狩市では、再エネを切り口とした地域活性化に取り組んでいる。石狩湾は国内有数の洋上風力発電の開発候補地とされ、100MW級の洋上ウインドファームが計画中。また、石狩湾新港内に電力需要を100%再エネで供給する区域「REゾーン」の実現を目指している。

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