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太陽光の火災予防に直流アーク遮断装置、大豊G&Nが製品化

2019/10/11 18:58
工藤宗介=技術ライター
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PVセーフシステム
(出所:大豊G&N)
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太陽光パネルから出火した様子
(出所:大豊G&N)
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直流アーク放電の様子
(出所:大豊G&N)
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 大豊G&N(東京都品川区)は10月1日、低圧事業用および住宅用の太陽光発電システム向け「PVセーフシステム」を発売した。太陽光発電の火災を引き起こす「異常加熱」の主要因である「直流アーク放電」を検出し遮断する。

 直流アーク遮断ユニットと火災検知温度センサー、遠隔非常スイッチをパッケージ化した。ストリング(パネルの直列回路)ごとに電流をモニタリングして直流アーク放電を検出し回路を遮断。また、遠隔から手動での回路遮断も可能。

 米国安全規格UL-1699Bに準拠したアークセンサーを採用。遠隔監視はModbus RTU RS485に対応する。産業技術総合研究所(産総研)と技術コンサルティング契約を結び、国内の小型太陽光発電システムとの適合性を検証した。

 入力は4~16回路まで対応し、住宅用から、50kW未満の低圧事業用案件まで利用できる。4回路入力対応の参考価格は12万円(税別、施工費別)。2019年度の販売目標は関東地方を中心に100台。2020年度以降は代理店などを通じて全国に拡販し1000台以上の販売を目指す。

 米国では2011年から建物の屋上に設置される太陽光発電システムへの直流アーク遮断装置の設置が義務化されており、IEC(国際電気標準会議)でも規格標準化が進められている。一方、国内には規定がなく火災リスクが高い状態が続いているという。

 同社は、2018年7月からメガソーラー(大規模太陽光発電所)向けPVセーフシステムを販売している。

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