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ヴィーナ・エナジーがグリーンファイナンス、太陽光・風力・水力に

2019/10/16 11:30
工藤宗介=技術ライター
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ヴィーナ・エナジーのホームページ
(出所:ヴィーナ・エナジー)
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 シンガポールの独立系再生可能エネルギー事業者(IPP)であるヴィーナ・エナジー(Vena Energy)は10月11日、同社のグリーンファイナンス・フレームワークが日本格付研究所(JCR)から最高ランク格付「Green 1(F)」を取得したと発表した。

 同社のグリーンファイナンス・フレームワークは、債券または借入金によって調達する資金を、環境改善効果を持つプロジェクトに利用するもの。「グリーンボンド原則」「グリーンローン原則」「グリーンボンドガイドライン」に沿って、アジア太平洋地域における太陽光・風力プロジェクトの資金使途、プロジェクトの選定・評価、資金の管理、レポーティングについて規定する。

 JCRの公表資料によると、今回のグリーンファイナンス・フレームワークの下、グリーンボンド又はグリーンローンで調達した資金は、(1)太陽光発電、(2) 洋上・陸上風力発電、(3) 水力発電(15MW 未満の小規模水力の新設又は 20MW 超の既存の大規模水力発電の改修)に対する新規投資及びリファイナンスに充当される予定。

 今回のJCR格付取得は、ヴィーナ・エナジーの内部統制体制が効果的であり、グリーンボンド発行時にグリーンファイナンスの目的、選定基準、プロセスを適切に設定・構築していることを意味する。また、同時にこれらを開示することで、投資家に対して完全な透明性を確保できるとしている。

 ヴィーナ・エナジーは、再生可能エネルギー分野において多くの実績を持つGlobal Infrastructure Partnersを主要株主に持ち、日本・韓国・台湾・インド・インドネシア・オーストラリア・タイ・フィリピンの8カ国に合計185件の独自案件、合計11GWの資産を所有する(開発・建設・運営中を含む)。

 日本では2013年に事業を開始。太陽光発電事業の日本再生可能エネルギー(NRE)、風力発電事業の日本風力エネルギー、運営管理事業にNREオペレーションの3社を傘下企業として、同じ経営陣のもと本社オフィスや管理部門を共有し一体的な経営を行っている。

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