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自然電力、ナイジェリアで再エネ開発、現地企業と提携

2019/10/22 20:10
工藤宗介=技術ライター
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CESELによるマイクログリッドの例
(出所:CESEL)
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 自然電力(福岡市)とナイジェリアの再生可能エネルギー事業者であるコミュニティ・エナジー・ソーシャル・エンタープライズ(CESEL)は、ナイジェリアにおける再エネ市場でのプロジェクト開発で提携した。9月13日に覚書に署名した。

 覚書の締結に伴い、両社はナイジェリアにおける再エネ電源の総合的な活用において協議し、出資比率50対50のプロジェクトを共同で開発する。既に25のマイクログリッドを配備することを決定しており、必要に応じて将来、より大規模なプロジェクトに入札する体制を強化していく。

 自然電力は、CESELのナイジェリアおよび他のアフリカ諸国へのネットワークを通じてアフリカ市場にアクセスできるようになる。その一方、CESELは、自然電力を通じて日本において金融や技術、キャパシティ・ビルディングを活用できる。

 自然電力グループは、国内約1GWの再エネ発電事業に携わっており、今後はグローパルな事業展開を目指している。サハラ以南のアフリカは、電化率が44%にとどまっており、同社にとって重要な市場のひとつという。また同社は、2019年にAfricans Business Education(ABE)イニシアティブを通じてアフリカ10カ国から約10人の研修生を受け入れている。

 同覚書は、8月28~30日に横浜市で開催された「第7回アフリカ開発会議(TICAD7)」に続くもので、質の高いインフラ、人材育成、科学技術、イノベーションを通じてアフリカ開発をさらに促進するというTICADにおける日本のイニシアティブが背景にある。

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