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千葉の大規模停電、住宅太陽光の8割で「自立運転」利用

2019/10/23 22:01
工藤宗介=技術ライター
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 太陽光発電協会(JPEA)は10月17日、台風15号で発生した大規模停電の際、住宅用太陽光発電システムを設置するユーザーのうち約80%が自立運転機能を利用し、有効に活用できたとの調査結果を発表した。

 台風15号で停電規模の大きかった千葉県において、同協会の会員企業を通じて太陽光発電設備を設置したユーザーに対してヒアリング調査を実施した。調査機関は9月20日~10月10日。

 蓄電機能を併設しない住宅用太陽光発電システムのみの設置件数486件のうち、自立運転機能を利用した件数は388件、利用率は79.8%に達した。その一方、自立運転を活用しなかった理由については、24件が「自立運転の機能があることを知らなかった」、60件が「運転方法がわからなかった」と回答した。

自立運転機能を使うには切り替えが必要
(出所:JPEA)
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 また、蓄電池や電気自動車(EV)などの蓄電機能を併設した太陽光発電システムの設置件数は、住宅用が1799件、住宅以外の太陽光発電システムは2件だった。これらのほとんどは自立運転機能を利用したと考えられる。

 自立運転機能を利用したユーザーからは「冷蔵庫を使えたので、中の食べ物を腐らせずに済んだ」「日中に冷蔵庫・洗濯機・扇風機・テレビが使えた」「近隣の方へ携帯の充電などで貢献できたことが嬉しかった」、特に蓄電機能を併設するユーザーからは「1週間程度停電が続いたが、太陽光のみで電気が供給できて大変助かった」「夜に電気が使用できることで子供も安心して過ごせた」などの声が寄せられた。

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