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太陽光パネルの「亀裂」、ドローンとAIで検知、東大発ベンチャー

2019/10/24 20:10
工藤宗介=技術ライター
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開発した検知システムのイメージ
(出所:TRUST SMITH)
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 東京大学発のベンチャー企業であるTRUST SMITH(東京都文京区)は9月24日、太陽光パネルの亀裂を検知するシステムを開発したと発表した。

 ドローン(無人小型飛行体)を用いて検知するAI(人工知能)システムで、太陽光発電のデベロッパー大手と共同開発した。

 ガラスパネル割れによる故障は傷が極めて微細なため、従来の手法では検知が難しかった。そのため作業人の手作業による点検が必要となり、1回の点検に数十万円のコストが掛かることが課題だったという。

 同社は、自動運転型ドローンなどのロボット関係のAI技術と、画像認識関係のAI技術の両方を手掛けている。これらのAI技術を用いることで、太陽光パネルの亀裂を安価かつ高精度に検知できるようにしたという。

 1回の点検にかかっていた人件費のコストを削減でき、太陽光発電事業の収益性を向上できる。また、1回の点検にかかるコストが低下することで、点検する頻度を高めて太陽光パネルの安全性をより確保できるようになる。

 今後は、2020年度中に太陽光発電のデベロッパーなどとジョイントベンチャーを発足し、「太陽光パネル亀裂探知AI」を搭載した自動運転型ドローンなどを販売していく計画。

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