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TMEIC、台湾で70MWのメガソーラーにパワコンなどセットで納入

パッケージ化により、建設費下げてメンテナンスを効率化

2019/10/25 12:52
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 東芝三菱電機産業システム(TMEIC)は10月24日、台湾・嘉義県に建設された出力70MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)向けに、パワーコンディショナー(PCS)などをセットで納入したと発表した。

 PCSと昇圧用変圧器、高圧遮断機などをパッケージにした「SOLAR WARE STATION」で、現地作業を簡略化できるなど建設コストを削減できる利点がある。

納入した SOLAR WARE STATION の参考図
(出所:TMEIC)
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 メガソーラーを建設したのは、Vena Energy Taiwan Solar Energy Ltd.(台北市)で、同社はシンガポールに本社のあるVena Energyの子会社となる。Vena Energyは、アジア太平洋地域で最大規模の再生可能エネルギーIPP(独立発電事業者)で、合計11GWの稼働・建設・計画中の案件を有する。太陽光・風力発電事業の開発から設計・施工、運営を手掛けている。

 台湾では、総発電量に占める再エネの比率を2025年までに4%から20%に高める目標を掲げている。太陽光発電は、その目標達成時の導入量を20GWに設定されている。今回の案件は台湾で初めてのIPPによるメガソーラー事業になるという。

Vena Energy Taiwan Solar Energy による台湾・嘉義県のメガソーラー(70MW)
(出所:TMEIC)
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 納入した「SOLAR WARE STATION」は、PCSとその周辺機器をコンテナに一括収納したパッケージ商品。工場出荷前に各機器の組み立てや配線作業を完了させ、完成品として輸送して発電所サイトに設置する。「ワンストップソリューション」により、現地での据え付け作業などが減るため、建設コストが削減できることに加え、システム品質の確保やメンテナンス性が向上するという。

 直流入力1000V、定格出力4.4MWで、高温地域や塩害地域など苛酷な環境にも適合する仕様になっている。

 TMEICの産業第三システム事業部の澤田尚正部長は、「グローバル市場での経験を生かして、顧客の収益拡大に貢献していくとともに、成長が期待されている台湾の太陽光発電市場でトップシェアを目指す」とのコメントを公表した。

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