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太陽HDが9カ所目の水上太陽光、国内事業所「再エネ100%」達成

パネルはジンコとアンフィニ、パワコンはTMEIC製

2019/10/27 08:24
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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今回稼働した2カ所の概要
(出所:太陽ホールディングス)
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 太陽ホールディングスは10月21日、池の水面を活用した水上太陽光発電所が、高松市と岐阜県養老町の2カ所で稼働したと発表した。

 いずれも、子会社の太陽グリーンエナジー(埼玉県嵐山町)が開発・運営している。2カ所とも、設備認定をはじめとする許認可を取得済みの水上太陽光発電所の開発計画を、当初の事業者から権利を取得し、太陽グリーンエナジーが事業化した。

 今回の2カ所の稼働によって、同社グループの太陽光発電所の年間発電量は、合計で約14.6GWh規模に拡大した。この発電量は、国内における同社グループの消費電力を上回り、「太陽光で消費電力の100%相当を賄える」規模を実現できたと強調する。

 太陽グリーンエナジーの太陽光発電の特徴は、すべて池の水面を活用した水上太陽光発電所という点にある。今回の2カ所の稼働によって、9カ所の水上太陽光発電所が稼働済みとなった。

 これまでの7カ所の水上太陽光発電所は、稼働順に、本社近くの嵐山花見台工業団地の調整池の出力1.153MW(2015年10月稼働)、本社工場の隣にある池を活用した約318kW(2017年12月稼働、関連コラム:嵐山町に稼働した「自家用の水上太陽光」、アップル「再エネ100%」も追い風)、兵庫県稲美町にある約960kWと約1.57MW(2019年1月稼働)、奈良県大和郡山市にある約544kW(2019年2月稼働、関連ニュース)、岐阜県養老町にある約2.154MW、愛知県日進市にある約723kW(いずれも2019年8月稼働、関連ニュース)となっている。

 太陽ホールディングスグループの事業会社である太陽インキ製造(埼玉県嵐山町)は、最初に稼働した2カ所の水上太陽光発電所の運営を背景に、米アップル向けの生産を「100%再生可能エネルギー」で賄うことを約束したと発表している(関連ニュース:太陽インキ、アップル向け生産を「100%再エネ」に)。

 このうち、2番目に稼働した約318kWの案件は、工場内で発電電力を全量使う自家消費型となっている。そのほかは、すべて固定価格買取制度(FIT)を活用して売電している。

 今回、稼働した2カ所は、高松市御厩町にある「御厩池水上太陽光発電所」、岐阜県養老町にある「平池水上太陽光発電所」である。

 「御厩池水上太陽光発電所」は、出力約2.8485MWで、9月19日に連系した。年間発電量は約413.2万kWhを見込み、21円/kWh(税抜き)で四国電力に売電している。

 EPC(設計・調達・施工)とO&M(運用・保守)サービスは、ウエストグループに委託した。太陽光パネルは中国ジンコソーラーホールディング製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 「平池水上太陽光発電所」は、約1.080MWで、9月30日に連系した。年間発電量は約137.5万kWhを見込み、18円/kWh(税抜き)で関西電力に売電している。

 EPCサービスは、スマートエナジー(東京都中央区)に委託した。太陽光パネルはアンフィニ(大阪市浪速区)製、PCSは御厩池の発電所と同じく、TMEIC製を採用した。

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