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太陽光パネルのリサイクル、ガラス再資源化で企業連携

2019/10/29 14:27
工藤宗介=技術ライター
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 丸紅と同社の100%子会社である丸紅テツゲン(東京都新宿区)、丸紅メタル(東京都千代田区)の丸紅グループ、および鳥取再資源化研究所(鳥取県北栄町)は、太陽光パネルの再資源化を共同で事業化する。10月25日、戦略的業務提携書に署名したと発表した。

 鳥取再資源化研究所が特許を保有するガラス発泡技術を活用する。同技術は、ガラスに含まれる重金属などの有害物質の無害化・固定化を可能にするもの。製造されたガラス発泡材は、土壌の水分保持能力を高める土壌改良材としての活用や、水中で水質改善を促す微生物の棲家となる水質浄化材として利用できるという。

今回提携した太陽光パネルのリサイクル・再資源化のフロー
(出所:丸紅)
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 太陽光パネルの廃棄量は、10年後には現在の10倍、20年後には200倍に増えるとも試算されている。太陽光パネルは解体され、部品ごとにリサイクル(材料の再利用)されるが、パネル重量の7割超を占める強化ガラスはリサイクルが困難なため、現在は埋め立て廃棄されており、将来的には社会問題化するとの指摘もある。

 丸紅グループおよび鳥取再資源化研究所は、これまで困難とされてきた強化ガラスの再資源化を通じて、埋め立て廃棄物の削減につなげることを目指す。

鳥取再資源化研究所が特許を保有するガラス発泡技術
(出所:鳥取再資源化研究所ホームページ)
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