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気仙沼市の地域新電力が事業開始、太陽光・バイオマス活用

2019/10/31 10:14
工藤宗介=技術ライター
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共同記者会見の様子
(出所:日本アジアグループ)
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地域新電力事業のイメージ
(出所:日本アジアグループ)
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 宮城県気仙沼市の地域新電力会社「気仙沼グリーンエナジー」が事業を開始し、10月から同市内公共施設への電力供給を開始した。10月28日に発表した。

 同社に共同出資したのは、気仙沼市のほか、日本アジアグループ傘下のJAG国際エナジー(東京都千代田区)と国際航業(東京都千代田区)、出光興産、一般財団法人・気仙沼しんきん復興支援基金となる。

 気仙沼グリーンエナジーは、地域内で発電された再生可能エネルギーなどを地域内で消費することで、地域内に資金を循環させて地域経済の活性化に寄与することを目的とする。将来的には地域で「安定した雇用の創出」「エネルギーの地域マネジメント」を担う会社になることを目指す。

 一般社団法人・気仙沼市住みよさ創造機構から気仙沼市へ事業提案し、承認されたことから4月4日に設立された。設立時資本金は5000万円。出資比率は、日本アジアグループ(JAG国際エナジーと国際航業の2社)が78%、気仙沼市が10%、出光興産が10%、気仙沼しんきん復興支援基金が2%。

 宮城県内の太陽光発電所および気仙沼市内のバイオマス発電所などから電力調達し、庁舎・小学校・中学校・公民館・幼稚園・保育園などの公共施設72施設に再エネ特定卸を活用した「FIT電気」などを供給する。

 再エネの固定価格買取制度(FIT)を利用した「再エネ(FIT電気)」の比率は50%前後。契約電力量は約4000kW。同時に民間施設1施設への電力供給も開始した。2年後には一般家庭への電力供給を開始する予定という。

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