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照明で発電する色素増感太陽電池、ビーコンに搭載

2019/11/06 20:45
工藤宗介=技術ライター
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色素増感太陽電池を搭載したPaperBeaconのイメージ
(出所:プラス)
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 帝人は11月5日、セルクロス(東京都文京区)、タグキャスト(東京都千代田区)と共同で、室内照明で発電できる色素増感太陽電池を電源とする平面認証ビーコン「PaperBeacon(ペーパービーコン)」を開発したと発表した。

 ビーコンとは、短距離通信のBluetooth LEを使用して特定位置に存在するスマートフォンなどの端末に情報を発信するデバイス。帝人は、ビーコンの信号を独自の2次元シートにより面で制御することで混信を避けるPaperBeaconを2015年から展開している。デスクの隣同士に着席した際も個人ごとの位置情報を正確に発信できる。

 一方、ビーコンの普及には電池の交換が設置上の大きな課題となっており、PaperBeaconも約1年半ごとの電池交換が必要だった。今回、シャープの色素増感太陽電池を電源に採用したビーコンモジュールと2次元通信シートを一体化することで、電池交換の不要なPaperBeaconを実現した。

 同製品導入の第1弾として、プラス(東京都港区)が座席管理システム「Suwary(スワリー)」に対応させ、商用化に向けた実証実験を開始した。Suwaryは、既設の家具をIoT化して予約管理することで、オフィスにおける多様な働き方をサポートする。

 従来は乾電池を電源としたPaperBeaconを使用していた。今回の実証実験では、色素増感太陽電池を用いたPaperBeaconを採用することで、電池交換が不要になりメンテナンスの手間がなくなるという。

 都内にある同社のショールーム「+PLUS(プラス プラス)」で開催される展示会「PLUS Furniture Fair 2020」において、後半2日間の11月7~8日にSuwaryを展示する。色素増感太陽電池を搭載したPaperBeaconを参考出品する。

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