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明電舎、「トラッキング付き非化石証書」でCO2ゼロ電気調達、銚子の風力から

2019/11/08 17:42
工藤宗介=技術ライター
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 明電舎は、11月から同社の一部の施設を対象に、再生可能エネルギー電気の調達を開始した。子会社のエムウインズが千葉県銚子市で運営する「銚子しおさい風力発電所」(出力3MW)由来の非化石証書をトラッキング情報付きで調達した。11月7日に発表した。

 今回の取り組みは、東京電力エナジーパートナーの協力により実現した。固定価格買取制度(FIT)による再エネの環境価値を顕在化させた非化石価値取引市場から調達し、同発電所のトラッキング情報を付与した。これを購入電気と組み合わせて明電舎の総合研究所および大崎会館(ともに東京都品川区)に供給した。

電気および環境価値の流れ
(出所:明電舎)
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 トラッキング情報付きの非化石証書によって、総合研究所と大崎会館で消費される電気は、同発電所で発電した電気由来の環境価値と紐付けられ、CO2排出量ゼロとして扱われる。トラッキング情報付き非化石証書の活用は、事業活動に必要な電力の「再エネ100%」を目標に掲げる「RE100」にも準拠しており、既存の風力発電所を広く有効活用する選択肢の幅が広がるとしている。

 明電舎は「第一次明電環境ビジョン」として、2030年度までに事業活動に伴う温室効果ガス排出量を30%削減(2017年度比)することを目指している。省エネと合わせて再エネ導入により脱炭素化を推進している。また、エムウインズは、同発電所のほか「八竜風力発電所」(秋田県三種町、出力28MW)、「輪島コミュニティウインドファーム」(石川県輪島市、出力20MW)を運営している。

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