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オムロン、パワコン事業を社会インフラ子会社に継承

2019/11/11 16:38
工藤宗介=技術ライター
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オムロン製のパワーコンディショナー
(出所:日経BP)
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 オムロンは10月29日、太陽光発電関連の環境事業を会社分割し、同社完全子会社で社会インフラ事業を手掛けるオムロンソーシアルソリューションズ(OSS、東京都港区)に継承させると発表した。12月下旬に分割契約を締結し、4月1日に会社分割を実施する予定。

 オムロンの環境事業では、創業以来、培ってきた保護継電器の系統連系技術のノウハウを応用し、約25年前から住宅用太陽光発電向けのパワーコンディショナー(PCS)事業を展開している。住宅太陽光向けPCS市場で高いシェアを持ち、総出荷容量は9GWに達する。

 OSSは、自動改札機や券売機などの駅務システム、交通管制システム、エネルギーマネジメント、決済システム、電源保護・データ保護などのIoTソリューションなどを手掛けている。エネルギーマネジメント分野では、2019年までに全国で22カ所の太陽光発電所を開設するとともに、O&M(運営・保守)サービスなどを提供している。

 OSSの事業分野のひとつであるエネルギー事業において、今後、再生可能エネルギーの普及が見込まれ、新たな事業機会が生まれつつあることから、今回の会社分割を決定した。環境事業とOSS事業を統合して戦略・運営を一体化し、さらなる事業拡大を目指す。

 会社分割の方式はOSSを承継会社とする吸収分割(簡易吸収分割)であり、株式その他の金銭の割り当て、資本金の増減はない。また、完全子会社との組織再編であるため、連結業績への影響はないとしている。

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