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九電みらい、五島市沖で500kWの潮流発電、英企業と連携

2019/11/13 16:44
工藤宗介=技術ライター
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英SAE製の潮流発電設備
(出所:SIMEC ATLANTIS ENERGY)
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 九電みらいエナジー(福岡市)は10月31日、環境省の潮流発電技術実用化推進事業において、英国の潮流発電事業者SIMEC ATLANTIS ENERGY(SAE)の100%子会社であるATLANTIS OPERATIONS (UK) LIMITED(AOUK)とEPC(設計・調達・施工)契約を締結したと発表した。

 SAEは、主に英国における潮流発電の開発・運営のほか、発電設備の設計や設置サービスを行う。英国北部で世界初の商用潮流発電事業MeyGenプロジェクトを進めている。現在は6MW(1.5MW×4基)だが、増強工事を行っており、将来的には約400MWに達する予定。

 実用化推進事業では、長崎県五島市沖にSAE製の発電設備を設置し、国内初となる出力500kW規模の潮流発電を実証する。発電設備の高さは20~23.7m、重さは1550t程度、回転数は7~15rpm。

 環境省の「平成31年度大規模潜在エネルギー源を活用した低炭素技術実用化推進事業のうち潮流発電技術実用化推進事業」の一環。5月に九電みらいエナジーと特定非営利法人・長崎海洋産業クラスター形成推進協議会のコンソーシアムが事業者に選定された。

 また、九電みらいエナジーは将来、国内で海底設置型の潮流発電事業を行う際にSAEおよびAOUKと事業を行う協力協定を締結した。国内の海域に適した技術およびシステムを確立し、海洋再生可能エネルギーの早期実用化に向けて、実証事業で得られる知見と、欧州での運転実績を持つSAEのノウハウを活用していく。

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