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三菱電機、自社ブランドでの太陽光パネル販売を終了、今後は京セラと連携

2019/11/19 10:56
工藤宗介=技術ライター
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三菱電機製太陽光パネルを採用したメガソーラー
(出所:日経BP)
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 三菱電機は11月15日、自社ブランドでの太陽光発電システムの提供から撤退すると発表した。2020年3月下旬をめどに製造・販売を終了する。再生可能エネルギー関連事業は今後、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー住宅)、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギービル)、V2X(電気自動車と建物・グリッド間での電力融通)など、同社の強みがより発揮できる分野を主体に、統合ソリューション提案を強化する。

 国内の太陽光パネル市場は、2012年に固定価格買取制度(FIT)導入以降、多数の海外メーカーが参入し主に業務用での競争が激化している。それに伴い、これまで同社が強みとしてきた製品の長期信頼性や狭小屋根への設置性などに対する市場評価が相対的に低下してきたことから、自社ブランドでの製造・販売の終了を決定した。

 今後は、関連する同社グループ内の事業連携により、再エネを有効活用する製品・システム・サービスの提供を強化する。その中で必要となる太陽光発電システムについては、京セラとパートナー連携を開始し、高い信頼性が評価されている京セラ製品を同社販売ルートで提案していく(関連記事:先端的「自家消費メガソーラー」、DIC館林工場で稼働)。

 同社によると、京セラ製品の自社ブランドでの販売は行わない。また、今回の自社ブランドでの太陽光発電設備の製造・販売の終了に伴う2020年3月期の連結業績予想の修正はないとしている

 三菱電機は、同社中津川製作所の分工場である飯田工場(長野県飯田市)でセル(発電素子)を製造し、京都工場(京都府長岡京市)でパネル(モジュール)に組み立てている。バックシートを三層構造にしたり、難燃性を高めるために端子ボックスの部材を4層構造にするなど、耐久性に配慮した独自設計が特徴となっている(関連記事:国内パネルメーカーの品質戦略、耐候性の設計にこだわる三菱電機)。

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