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「卒FIT」太陽光を好みの企業に売電、マッチングサービス開始

2019/11/19 16:35
工藤宗介=技術ライター
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「顔の見えるPtoP卒FITプラン」のスキーム
(出所:みんな電力)
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 みんな電力(東京都世田谷区)は、固定価格買取制度(FIT)の買取期間の終了した「卒FIT」住宅太陽光の余剰電力を、顧客が売り先を選択して売電できるサービスを始めた。

 ブロックチェーンを活用して実現したもので、マッチングサービス「顔の見えるPtoP卒FITプラン」として、11月1日から開始した。

 顧客がみんな電力に売電した「卒FIT」電気を、再エネ調達に取り組む企業や団体にトラッキング付きで供給するサービス。ブロックチェーンを活用した独自開発の電力流通プラットフォーム「ENECTION2.0」を使用し、発電量と需要量を30分単位でマッチングさせる。

 電力の供給先は、「RE100」加盟企業など再エネ利用に積極的な企業や、事業や商品が好きな企業などから選べる。売電額に応じて企業・団体から返礼品を受け取れる。

 買取価格は、東北電力エリアが9円/kWh、東京電力エリアが8.5円/kWh、中部電力エリアが7円/kWh、関西電力エリアが8円/kWh、中国電力エリアが7.15円/kWh、四国電力襟が7円/kWh、九州電力エリアが7円/kWhと、旧一般電気事業者と同額に設定した。また、先着500件までは、1年間限定で5円上乗せする。

 参加企業は、TBSテレビ、TBSラジオ、丸井グループ、三菱自動車工業、パタゴニア日本支社、公益財団法人・横浜YMCA、社会福祉法人・福祉楽団、大地を守る会、ステップアップ塾の9社・団体。今後も順次拡大する予定。

 「卒FIT」住宅太陽光は2023年度までに165万件、約670万kWに達する見込み。同サービスにより、これまで電気の消費者だった個人が生産者となり、自分の好きなところに電力を供給できるようになるとしている。

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