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太陽HD、三重で10カ所目の水上太陽光、国内事業所は再エネ「110%」に

EPCはスマートエナジー、パネルはハンファQセルズ、パワコンはTMEIC

2019/11/25 12:07
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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三重県伊賀市四十九町にあるため池を活用
(出所:太陽ホールディングス)
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 太陽ホールディングス(太陽HD)は11月21日、三重県において、池の水面を活用した出力約1.214MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「四十九新池水上太陽光発電所」が稼働したと発表した。10月31日に売電を開始した。

 三重県伊賀市四十九町にあるため池を活用した。年間発電量は、141.7万kWhを見込んでいる。

 固定価格買取制度(FIT)に基づく売電単価は18円/kWh(税抜き)で、中部電力に売電している。

 発電事業者は、子会社の太陽グリーンエナジー(埼玉県嵐山町)となる。同社にとって、10カ所目となる太陽光発電所の稼動となった。すべて水上を活用している点に特徴がある。

 今回の稼働によって、太陽HDグループの太陽光発電所の年間発電量は、合計で約16.1GWhに拡大した。この発電量は、2018年度末時点の国内における太陽HDグループの消費電力に対して、110%相当と強調している。

 同社は、9月中までに稼動していた9カ所の水上太陽光発電所で、グループの国内の消費電力を上回り、「太陽光発電で消費電力の100%相当を賄える」規模を実現できたとしていた(関連ニュース)。

 「四十九新池水上太陽光発電所」は、設備認定をはじめとする許認可を取得済みの水上太陽光発電所の開発計画を、当初の事業者から権利を取得し、太陽グリーンエナジーが事業化した。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、スマートエナジー(東京都中央区)に委託した。太陽光パネルを水上に浮かべる部材であるフロートは、環境資源開発コンサルタント製を採用した。

 太陽光パネルは韓国ハンファQセルズ製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 太陽グリーンエナジーのこれまでの9カ所の水上太陽光発電所は、稼働順に、本社近くの嵐山花見台工業団地の調整池の出力1.153MW(2015年10月稼働)、本社工場の隣にある池を活用した約318kW(2017年12月稼働、関連コラム:嵐山町に稼働した「自家用の水上太陽光」、アップル「再エネ100%」も追い風)、兵庫県稲美町にある約960kWと約1.57MW(2019年1月稼働)、奈良県大和郡山市にある約544kW(2019年2月稼働、関連ニュース)、岐阜県養老町にある約2.154MW、愛知県日進市にある約723kW(いずれも2019年8月稼働、関連ニュース)、高松市にある約2.8MWと岐阜県養老町にある約1.1MW(いずれも2019年9月稼働)となっている。

 グループの事業会社である太陽インキ製造(埼玉県嵐山町)は、最初に稼働した2カ所の水上太陽光発電所の運営を背景に、米アップル向けの生産を「100%再生可能エネルギー」で賄うことを約束したと発表している(関連ニュース:太陽インキ、アップル向け生産を「100%再エネ」に)。

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