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NF回路と伊藤忠、蓄電システム事業で合弁会社

2019/11/27 20:06
工藤宗介=技術ライター
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合弁会社のビジネス展開イメージ
(出所:伊藤忠商事)
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家庭用蓄電システム「Smart Star」シリーズ
(出所:伊藤忠商事)
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 伊藤忠商事とエヌエフ回路設計ブロックは11月25日、両社の共同開発した蓄電システム(ESS:Energy Storage System)事業について、合弁会社を設立すると発表した。合弁会社では、年間最大6万台までの生産能力を持つ新工場を建設するとともに、顧客対応や保守体制を強化し、製品の開発・生産・顧客サポートを一貫して行う。

 合弁会社の名称は「NFブロッサムテクノロジーズ(NFBT)」。12月2日付でエヌエフ回路設計ブロックが自社のESS事業を分割して設立し、2020年2月3日付で伊藤忠商事がNFBTの第三者割当増資を引き受ける計画。出資比率は、エヌエフ回路設計ブロックが60%、伊藤忠商事が40%になる。

 両社は、2011年に業務用ESS分野で取引を開始し、2014年から家庭用ESSを共同開発している。伊藤忠商事が総販売元、エヌエフ回路設計ブロックが製造元となる家庭用ESS「Smart Star」シリーズは、停電時に太陽光発電システムと連動した自立運転機能や、英モイクサ(Moixa Energy Holdings)のAIソフトウエア「GridShare」との連携機能などを備える。

 家庭用ESS市場は、固定価格買取制度(FIT)の買取期間終了に伴う家庭用太陽光発電の自家消費ニーズの高まりによって、今後5年間で160万世帯の潜在市場が生まれると想定されている。また、台風などの自然災害時の停電対策としても注目されており、最近の大型台風の停電でも数千台の同社製ESSの稼働を確認したという。

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