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日本気象協会、「卒FIT」余剰電力の予測サービス開始

2019/11/29 19:50
工藤宗介=技術ライター
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 一般財団法人・日本気象協会は11月26日、固定価格買取制度(FIT)の満了した「卒FIT」住宅太陽光を対象とした余剰電力の予測サービスを開始すると発表した。「卒FIT」余剰電力を買い取るリソースアグリゲーターや小売電気事業者向けのサービスで、第1弾として陽光発電出力予測サービスを本格的に展開する。

 CO2排出係数ゼロの環境価値を持つ「卒FIT」余剰電力は、積極的な買い取りと利用が期待される。その一方で、余剰電力を経済的かつ効果的に活用するには事業者が日々の運用の中で各世帯に発生する余剰電力量を事前に高精度で予測する必要がある。

 「卒FIT」余剰電力は、太陽光発電量から自家消費量を差し引くことで算出されるが、気温や日射量などの影響を受けて大きく変動する。日本気象協会は今回、従来からサービス提供する「日射量・太陽光発電出力予測(SYNFOS-solar)」「電力需要予測」の技術を組み合わせて、「卒FIT」世帯に特化した余剰電力の予測サービスを開発した。

「卒FIT」余剰電力の予測サービスの全体イメージ
(出所:日本気象協会)
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 一般家庭の屋根上の太陽光発電や電力需要を条件設定し、地域性も考慮して予測する。太陽光発電出力、電力需要量、余剰電力量を、電力エリアまたは都道府県単位で30分ごとに最大78時間先まで予測し、インターネット回線を通じて配信する。電力需要量と余剰電力量は2020年3月までに順次提供を開始する予定。

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