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アルミ架台を「接着」、アンカーボルト不可の屋根でも太陽光

2019/12/04 19:31
工藤宗介=技術ライター
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エスノンホール
(出所:明治機械)
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エスノンホールによる屋根上太陽光の設置例
(出所:明治機械)
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 明治機械は12月3日、太陽光発電設備のアルミ架台接着工法「エスノンホール」を2020年から発売すると発表した。これまで常設荷重や陸屋根のスラブ厚(コンクリート厚)が薄くアンカーボルトの打設が不可能などの理由で施工が難しかった工場や事業所の屋上などにも太陽光発電設備を設置できる。

 エスノンホールは、弾性エポキシ系接着で架台を固定させる工法。同社は、エスノンホールの安全性・耐久性について、同社Webサイトで一般財団法人・建材試験センターの品質性能試験の結果を公表した。

 20mm点付け4カ所に接着剤を塗布した引張試験では、4.0KNの引張強度を確認。これは、一般的に太陽光パネル長編部分に対して4点固定を行う工法における金具1カ所あたり引張強度2.0~3.0KNと比べて十分な強度という。

 接着剤の経年劣化試験では、試験体を温度23±2度、相対湿度50±10%に14日間養生した後、1000時間水中浸せきさせて引張強度、せん断強度、割裂引張強度を計測して設計上許容範囲内だったことを確認した。また養生後、冷却・加熱を3時間交互10サイクル繰り返しおよび168時間水中浸せきした後の強度計測も許容範囲内だった。

 同社は今後、学校や地方公共団体の施設など、非常用・自家消費型太陽光発電システムの設置など幅広いニーズで提供する。また、太陽光パネルメーカーや大手の設計・施工事業者を通じて販売し、初年度10億円の売上を目指す。

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