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インドネシアでの小水力、二国間クレジット事業に

2019/12/06 20:46
工藤宗介=技術ライター
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事業計画のストラクチャー
(出所:多摩川ホールディングス)
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 再生可能エネルギー発電事業者のAURA-Green Energy(AGE、青森市)は11月26日、同社がインドネシアで推進する小水力発電プロジェクトが、2019年度第3回の「二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」に採択されたと発表した。

 同プロジェクトは、インドネシア・東ヌサ・トゥンガラ州のフローレス島Wae Lega川(流域面積20km2)に、最大出力2MWの小水力発電設備を設置する。同州の電化率は61.9%と、インドネシア国内で最も低い地域であり、電力普及の早期実現が望まれているという。

 AGEと多摩川ホールディングス、現地企業のGistec Prima Energindoによる共同事業になる。温室効果ガス排出削減量は年間6856t-CO2の見込み。発電した電力はインドネシア電力公社に売電し、余剰電力は地域の非常用電源などに供給する。総発電収入は年間1億4800万円の予定。

 小水力発電の方式はフランシス水車で、発電機はオーストリアGlobal Hydro Energy製を採用。EPC(設計・調達・施工)サービスはGistec Prima Energindoが担当する。2021年中に完成する予定。

 二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業では、低炭素技術の海外展開に対して初期投資費用の2分の1を上限に補助を行う。今回のインドネシア小水力発電プロジェクトでは、2021年度までの3年間で合計1億1530万3000円(補助率40%)の補助を内定した。

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