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レノバ、岩手県軽米町にメガソーラー完成、2サイト合計で128MWに

2019/12/07 02:10
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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「軽米西・東ソーラー発電所」
(出所:レノバ)
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本格的な造成をせず、土地なりにパネルを設置
(出所:日経BP)
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展望施設を建設して町に寄付した
(出所:日経BP)
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 再生可能エネルギーを開発するレノバは、12月3日、岩手県軽米町で、出力80.8MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「軽米東ソーラー発電所」の竣工式を開催した。農山漁村再エネ法のスキームを活用して、町と連携して開発・建設した。

 式には、軽米町の山本賢一町長や、軽米町議会の松浦満雄議長など、約150人が参加した。山本町長は、「食糧生産とともに、CO2を出さない再生可能エネルギーの供給は今後、地方が担っていくことになる。クリーンなエネルギーを都市部などに供給するとともに、そうした都市とも連携し、地域を活性化していきたい」と述べた。

 同社は、すでに今年7月に「軽米東ソーラー発電所」に隣接して、48MWのメガソーラー「軽米西ソーラー発電所」を竣工しており、東西のサイトを合わせると、太陽光パネル出力で128.8MWの規模となる。両サイトを合わせた敷地面積は、約459万m2で、山間に設置したメガソーラーの敷地面積としては国内で最大規模になるという。

 事業主体は、同社など出資するSPC(特別目的会社)となる。両サイトとも、EPC(設計・調達・施工)は日揮が、完成後の保守・点検は、ミライト・テクノロジーが担う。「軽米西」の設備は、太陽光パネルにハンファQセルズ製の多結晶シリコン型とソーラーフロンティア製のCIS化合物型、パワーコンディショナー(PCS)に東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。「軽米東」では、太陽光パネルにJAソーラー製の多結晶シリコン製、PCSに中国ファーウエイ製を導入した。

 「軽米西・東ソーラー発電所」の特徴は、本格的な土木造成を行わず、土地なりにパネルを敷くことで、造成に伴う土砂流出を抑えるとともに設置後の地盤の安定性を高めたという。地なり設置により影になりやすいエリアには、化合物型パネルを設置した。化合物型パネルは、結晶シリコン系に比べ、相対的に影でも出力が落ちないことから、これにより、全体として、出力の最大化を目指すという。

 レノバでは、両メガソーラーを望める折爪岳の中腹にある公園(ミレットパーク)内に、展望施設を建設し、町に寄付した。今後、メガソーラー施設を題材にした環境教育や見学会などでの活用を想定している。

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