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自然電力、ナイジェリアの非電化地域でソーラーランプ普及事業

2019/12/10 00:49
工藤宗介=技術ライター
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Little Sun創設者のフレデリック・オッテセン氏とオラファー・エリアソン氏、同社が開発した携帯型ソーラーランプ
(出所:Little Sun)
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 自然電力(福岡市)は12月5日、独Little SunおよびナイジェリアCommunity Energy Social Enterprise Ltd.(CESEL)との間で、クリーンエネルギーに関する覚書を締結したと発表した。ナイジェリアで電気のない生活を送る人々に対してクリーンで手頃な価格の電力を提供する取り組みを実施する。

 覚書に基づき3社は、ナイジェリア国内の約34の非電化地域にあるコミュニティに対して、Little Sunが開発した携帯型ソーラーランプを本来より廉価な価格で流通させる。具体的な流通数については現在協議中。ナイジェリアでは、農村人口の約41%しか電力を利用できていないという。

 Little Sunと自然電力は携帯型ソーラーランプの購入と供給を、CESELは販売と流通を担当する。自然電力は、販売で得られる利益を活用して継続的にランプを購入し、非電化地域のコミュニティへのランプの導入を推進する。3社は今回、Little Sun創設者のオラファー・エリアソン氏の考えに賛同し覚書を締結した。

 Little Sunは、アーティストのエリアソン氏とエンジニアのフレデリック・オッテセン氏が立ち上げたソーシャルビジネス。世界で約11億人の非電化地域に住む人々にクリーンなエネルギーを提供するとともに、エネルギーアクセスと気候変動対策に関する意識を喚起している。2019年12月までに携帯型ソーラーランプを世界中で100万個、うち半数以上をオフグリッド地域に流通させる計画。

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