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三菱商事、既存の火力発電所をバイオマス専焼に改修

2019/12/10 08:44
工藤宗介=技術ライター
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鈴川エネルギーセンター
(出所:三菱商事)
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 三菱商事は12月4日、同社子会社などが出資する鈴川エネルギーセンター(静岡県富士市)が保有する火力発電設備の燃料を木質ペレットに変更し、バイオマス専焼として運用すると発表した。2022年4月から木質ペレット専焼発電を開始する予定。

 この発電設備は定格出力112MWで、2016年9月に運転を開始した。バイオマス専焼事業では、バイオマス燃料混焼仕様の既存ボイラー・タービン発電機・燃料運搬コンベヤなどの重要設備(IHI製)を活用し、燃料貯蔵設備などを新設する。木質ペレットは、主に北米から調達する。CO2削減効果は、年間67万tを見込んでいる。

 鈴川エネルギーセンターは、三菱商事の100%子会社で国内における太陽光・風力・バイオマスなどの再生可能エネルギー発電事業を手掛ける三菱商事パワー(東京都千代田区)が70%、日本製紙が20%、中部電力が10%を出資し、2013年9月に設立した。

 三菱商事は、再エネなど環境負荷の低い電源とデジタル技術を組み合わせ、需給調整機能などの新たな付加価値を提供する電力事業を国内外に展開することを目指している。2030年までに発電事業における再エネ比率20%超(発電量ベース)を目標としている。

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