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独アキラと大和エナジー・インフラ、再エネ投資で資本提携

2019/12/11 15:34
工藤宗介=技術ライター
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大和エナジー・インフラの手掛ける国内のメガソーラー
(出所:大和エナジー・インフラ)
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 再生可能エネルギーを中心に投資を行う独アキラ・キャピタル・ホールディング(Aquila Capital Holding)と、大和証券グループでエネルギーインフラ分野への投資を行う大和エナジー・インフラ(東京都千代田区)は12月5日、戦略的に提携すると発表した。欧州の再エネ資産投資に対して、日本やアジア太平洋地域の投資家へ投資機会を提供していく。

 提携に伴い大和エナジー・インフラは、アキラ・キャピタル株式の40%を取得する。取得価格は非公表。アキラ・キャピタルと大和は、数年前から日本における太陽光関連投資分野で協業しており、今後さらに協働体制を強化する。

 両社の知見やビジョンには補完性があり、それぞれの専門性を相互に活用する。アキラ・キャピタルは、日本における大和のネットワークやブランドを活用できるようになる。また、大和エナジー・インフラは、運用力と調査力を通じて、アキラ・キャピタルが日本やアジアで投資を募る際にサポートする。

 アキラ・キャピタルは、約95億ユーロの資産を運用・管理し、2019年10月31日時点で欧州市場の約4.2GWの再生可能エネルギーと130万m2強の不動産投資の取引を実行した。今回の提携で大和が安定株主となる一方、同社は引き続き独立企業として事業展開し、欧州再エネ市場における主導的立場をさらに強化していく。

 大和証券は、2012年から再エネ投資を開始し、2018年には同分野での事業活動を加速するために大和エナジー・インフラを設立した。今回の協働体制構築により、欧州における再エネ事業展開を加速させるとともに、政府からの公的補助を受けないコーポレートPPA市場ついての知見の獲得を目指す(関連記事:「FIPはコーポレートPPAへの扉を開く道のり」。アキラ・キャピタルのユン・ジアン・チョン氏に聞く) 。

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