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大和ハウス、太陽光施工時の資格者にも実務経験に不備

2019/12/20 14:27
工藤宗介=技術ライター
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大和ハウスの施工した太陽光発電所
(今回の記事内容とは直接関係しません)(出所:日経BP)
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 大和ハウス工業が施工した太陽光発電所2件について、実務経験に不備のある状態で施工管理技士の資格を取得した社員が工事現場の監理技術者に配置されていたことが判明した。12月18日、国土交通省へ報告した。

 同社の発表によると、同社社員の施工管理技術資格保有者4143人(資格総数7213個)のうち349人(資格総数422個)について、実務経験とは認められない期間や実務経験の重複、受験資格に満たない実務経験年数で合格していたことが判明した。また、退職者35人(資格総数50個)についても実務経験を充足していない可能性があるという。

 実務経験に不備のあった社員349人のうち2人は、2014年4月から2015年3月まで、現場の監理技術者として太陽光発電所の工事現場に配置されていた。該当する物件は、和歌山県日高郡(請負金額約2.5億円、2015年3月完成)と茨城県稲敷郡(約1.8億円、2014年6月完成)の2件。

 このほかにも、実務経験に不備のあった社員4人が、2014年12月から2019年9月まで現場の主任技術者として14件の法人顧客の修繕工事の現場に配置されていた。これらの16物件は今後、第三者による対象物件の品質などについて調査を行うなど、施工当時の現場の技術上の管理の妥当性を検証する。

 実務経験に不備のあった社員については、国土交通省の指導のもと当該資格を返上する手続きを進めていく。また、再発防止策として、社内チェック体制の構築、実務経験の可視化、「実務経験確認チェックリスト」の提供、計画的な資格取得モデルプランの設定などを実行するとしている。

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