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「太陽光+外壁・窓」、カネカと大成が建材一体型

2019/12/23 12:06
工藤宗介=技術ライター
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中・小規模ビルへの導入イメージ
(出所:カネカ、大成建設)
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ソリッドタイプとシースルータイプの特徴
(出所:カネカ、大成建設)
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 カネカと大成建設は12月19日、太陽光パネルと建物の外壁や窓を一体化させた外装システム「T-Green Multi Solar」を共同開発したと発表した。高い変換効率と採光・眺望・遮熱・断熱の各機能、意匠性を兼ね備えたという。災害時には独立した非常用電源としても機能する。

 太陽光パネルを外装パネルとした「ソリッドタイプ」と、窓ガラスと一体化したストライプ(縞)状の太陽光パネルを配置することで透過性を確保した「シースルータイプ」の2タイプを製品化した。それぞれのタイプを組み合わせることで、さまざま建物の外装に適用できるという。

 太陽光パネルと外装材が一体となっているため施工性に優れる。耐久性も一般的な外装材と同等で、30年以上、発電を持続できるという。ソリッドタイプは電極線が外観から見えない構造を採用し、高い意匠性を備えた。シースルータイプは両面発電パネルを採用し、複層ガラスのLow-E膜が反射した近赤外線も発電に利用できる。

 大成建設の建材一体型太陽光パネルの設計施工ノウハウと、カネカの変換効率24.37%の高効率パネルや瓦一体型太陽光パネルの製造技術を組み合わせた。都市型ZEB(ゼロ・エミッション・ビル)を実現する再生可能エネルギー技術として、環境に積極的に取り組む企業、BCP(事業継承計画)を強化する企業、災害時の活動拠点となる公共施設、LCP(生活継続計画)を強化したい集合住宅などに積極的に提案する。

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