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香川県三木町のため池で水上メガソーラー竣工、三井住友建設が2カ所目

売電単価18円、パネルは三菱電機、パワコンはTMEIC製

2019/12/26 13:05
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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竣工式の様子
(出所:三井住友建設)
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9408枚の太陽光パネルを浮かべた「女井間池水上太陽光発電所」
(出所:三井住友建設)
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 三井住友建設は12月25日、香川県において、太陽光パネルの出力約2.822MW、連系出力1.99MWの水上メガソーラー(大規模太陽光発電所)「女井間池(めいまいけ)水上太陽光発電所」が完成したと発表した(関連コラム:大型パワコンを池の上に浮かべた、香川の水上メガソーラー)。12月17日に竣工式を開催した。

 木田郡三木町池戸にある農業用ため池「女井間池」の水上を活用し、水面に太陽光パネルを浮かべる部材であるフロートに、自社の「PuKaTTo(プカット) 」を採用した。

 EPC(設計・調達・施工)とO&M(運用・保守)サービスは、三菱電機システムサービス(東京都世田谷区)が担当している。

 太陽光パネルは三菱電機製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 固定価格買取制度(FIT)に基づく売電単価は18円/kWh(税抜き:以下同)で、2020年1月から、全量を四国電力に売電する。

 同社のフロートや水上太陽光発電の事業に関する取り組みは、2014年に香川県の農政水産部農村整備課から委託された、ため池におけるフロートと太陽光発電の実証実験から始まった(関連ニュース)。

 その後、2015年に、自社開発のフロートを販売し始めた(関連コラム:ゼネコンが追求した安全性と施工性、三井住友建設の太陽光フロート)。2017年には、海外でのフロートシステムの販売強化に向けて、台湾に現地法人を設立した(関連ニュース)。

 フロートの販売実績は、稼働済み案件ベースで、今回の女井間池を含めて、国内で6カ所、海外4カ所としている。

 同社が、自社で開発・運営する水上太陽光発電所は、今回の「女井間池」のすぐ近くにある「平木尾池」に続く2カ所目となる(関連コラム:ハスと同居する水上メガソーラー)。

 平木尾池の水上メガソーラーは、太陽光パネルの出力約2.6MW、連系出力1.99MWと、女井間池の発電設備とほぼ同規模で、FITに基づく売電単価は32円/kWhで、2017年11月に四国電力への売電を開始している。

 同社では今後も、18円/kWhでもう1カ所、さらに、入札制度を利用してもう1カ所、水上太陽光発電所の開発を計画している。

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