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千葉エコと清水建設、ニンニクで営農型太陽光

2019/12/27 19:45
工藤宗介=技術ライター
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運転を開始したソーラーシェアリング
右が清水建設・那須原常務、左が千葉エコ・馬上代表(出所:千葉エコ・エネルギー、つなぐファーム、清水建設)
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ソーラーシェアリング事業のスキーム
(出所:千葉エコ・エネルギー、つなぐファーム、清水建設)
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 千葉大学発のベンチャー企業である千葉エコ・エネルギー(千葉市)、同社が設立した農業法人つなぐファーム(千葉市)、清水建設の3社は、千葉市でソーラーシェアリング(営農型太陽光発電所)「千葉大木戸営農型太陽光発電所」を開発し、9月20日から商業運転を開始した。12月25日に発表した。

 出力60kWの太陽光パネルを設置し、一般世帯約20世帯分の電力を発電する。太陽光パネルは中国インリーソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)は独SMAソーラーテクノロジー製を採用した。発電した電力は、清水建設グループによる小売電気事業を通じて需要家に供給しながら、地域密着型のビジネスモデルを模索するとしている。

 栽培作物はニンニク。発電事業者や需要家を招待する農作業体験ツアーや、作った作物をオフィス街でマルシェを開催して販売するなど、都市部と地方の循環型共生に向けた持続可能な地域づくりを目指す。千葉エコがO&M(運営・保守)、つなぐファームが農業、清水建設が発電事業を担当する。

 千葉市は、2018年6月に「千葉市再生可能エネルギー等導入計画 改定版」を策定し、2030年度における農地利用の太陽光発電の導入目標を6443kWと定めている。千葉エコとつなぐファームは、千葉市の掲げるエネルギー政策に貢献する再エネ導入や地域の農業振興となる事業を展開していく。

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