ファーストリテイリング、国連の気候行動憲章に署名

2020/01/17 00:02
工藤宗介=技術ライター
LED照明の導入を推進
(出所:ファーストリテイリング)
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中国のユニクロ深セン万象天地店に屋上太陽光を設置
(出所:ファーストリテイリング)
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 ファーストリテイリングは1月14日、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)事務局が推進する「ファッション業界気候行動憲章(Fashion Industry Charter for Climate Action)」に署名したと発表した。持続可能な素材の調達、生産工程の環境負荷低減、消費者との対話と意識向上への働きかけなどをさらに強化し、業界全体での温室効果ガス排出量削減に向けて連携していく。

 同憲章は、パリ協定で提唱された地球の平均気温の上昇を産業革命前と比べて2度未満に抑える目標を支持し、2030年までにサプライチェーンも含めた温室効果ガス排出量の合計30%削減など、ファッション業界全体で連携して推進すべき取組を定めたもの。

 これまでも同社は、パリ協定を尊重し、原材料の調達から生産工程、物流、店舗までのサプライチェーンを含む事業活動全般で温室効果ガス排出量の把握と削減に向けた取り組みを進めてきた。2019年2月には、SBT(科学的知見に基づく温室効果ガス排出削減目標)を2年以内に策定することを表明した。

 これまでの主な取り組みとしては、ユニクロ主要素材工場に対して初期目標として2020年までに2016年のエネルギー使用量実績の10%を削減するプログラムを推進。また、国内店舗では、LED照明の導入や店舗設計の見直しなどにより、2018年度末時点で2013年度実績比で約19%の温室効果ガス排出量の削減を達成した。

 2019年9月には、ユニクロ川越店が国内小売店舗で初めて環境性能評価LEEDのO+M分野でゴールド認証を取得した。2018年3月にオープンした中国のユニクロ深セン万象天地店では、屋上に太陽光パネルを設置し、同店舗の年間電力使用量の約14%を賄っている。