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神鋼、バイオマス発電向けに「スクリュー式」納入

2020/01/21 18:17
工藤宗介=技術ライター
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 神戸製鋼所は1月16日、日本中央競馬会栗東トレーニング・センター(滋賀県栗東市)内のバイオマスプラント向けにスクリュー式発電機「MSEG」2台とバイナリー発電機「マイクロバイナリー」4台を納入し、2019年11月に稼働したと発表した。

 トレーニング・センター内で発生する使用済み馬房敷料(寝床に使用するワラやおがくず、もみ殻など)を燃料にバイオマスボイラーで燃焼させて発生した高圧蒸気をMSEGに投入し、タービンを回転させて発電する。MSEGは、同社が得意とするスクリュー式技術を活用したもので、一般的な軸流式と比べて同じ蒸気条件で約1.5倍の高効率が特徴。

今回導入した発電プラントのシステムフロー図
(出所:神戸製鋼所)
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 さらに、残った低圧蒸気は、マイクロバイナリーに投入し発電する。沸点の低い媒体を加熱・蒸発させてスクリュータービンを回転させる。今回導入したシステムでは、1台のMSEGの後工程に2台のマイクロバイナリーを設置した2ラインを用意した。出力は最大620kW(310kW×2ライン)。発電した電力は固定価格買取制度(FIT)を利用して売電する。

設置されたMSEG
(出所:神戸製鋼所)
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 一般的にバイオマス発電は大型(1MW以上)になるほど発電効率が向上する。同プラントでは、高効率な発電装置で2段階の発電を行うことで、大型設備と同等の発電効率約12%を達成した。神戸製鋼所では、これまでに200台以上のMSEG、40台以上のマイクロバイナリーを出荷・納入している。

設置されたマイクロバイナリー
(出所:神戸製鋼所)
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