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日本郵船、洋上風力で欧2社と協業、SEP船と作業員輸送船で

2020/01/23 17:38
工藤宗介=技術ライター
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SEP船
(出所:Van Oord Offshore Wind)
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CTV
(出所:NOG)
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 日本郵船は、洋上風力発電事業において、オランダのVan Oord Offshore Windとの間で自航式SEP船(自己昇降式作業台船)の共同保有および運航についての覚書を締結した。また、スウェーデンNorthern Offshore Group(NOG)との間でCTV(作業員輸送船)事業における協業を検討する覚書を締結した。いずれも1月16日に発表した。

 Van Oordは、欧州で40件以上の洋上風力プロジェクトを手掛けた実績を持つ大手SEP船船主およびEPCI(設計・調達・建設・据付)コントラクター。日本郵船とVan Oordは、大型風車に対応可能な1000t以上のクレーン能力を持つ自航式SEP船を早ければ2022年から所有・運航すべく協議を進める。また、洋上風力以外の作業船分野においても協業の可能性を検討している。

 NOGは、欧州最大手のCTV事業者で、約60隻のCTVを運航する。日本郵船とNOGは、日本特有の気象海象に対応した輸送船の設計・所有・運航について検討する。さらに、日本以外の海外事業における協業も視野に入れ協議を進めていく。

 日本では、2019年4月に洋上風力の利用ルールなどを定めた洋上新法(再生可能エネルギー海域利用法)が施行され、洋上風力市場の拡大が見込まれている。その一方、経験豊富な作業員の手配やコスト、大型化する風車や基礎構造物の敷設に対応可能なSEP船の不足など多くの課題が予想されるという。

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