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丸紅とアブダビ首長国、水素社会の実現で覚書

2020/01/24 20:08
工藤宗介=技術ライター
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Abu Dhabi Department of Energyのホームページ
(出所:Abu Dhabi Department of Energy)
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 丸紅は1月15日、アラブ首長国連邦アブダビ首長国のエネルギー庁(DoE:Abu Dhabi Department of Energy)との間で水素社会実現に関する覚書を締結した。

 再生可能エネルギー由来電力を用いた水素製造について、技術および経済性の観点から実現可能性を検討する。両者共同で調査研究と実証実験を進め、ノウハウを共有する。

 DoEは、アブダビ首長国のエネルギー分野における政策立案を目的に2018年2月設立された。同国の経済成長、エネルギー確保、持続可能な発展を可能にする効率的なシステム構築を目指す。また、環境保護と同時に持続可能な成長を下支えする効果的なエネルギー転換を実現すべく、政策や規制を制定し、戦略を策定することを使命としている。

 丸紅は、アラブ首長国連邦で出力1177MWの大規模太陽光発電所を含む5件の発電・造水事業に参画しており、アラブ首長国連邦およびアブダビ首長国の電力セクターの開発に関わってきた。今回、両者の長年の友好関係に加え、水素サプライチェーン分野における複数の実証実験への参画経験といった実績と知見が評価された。

 再エネ由来電力は気象条件により発電量が変動することから、電力の安定供給に向けて余剰電力で水素を製造して貯蔵する方法が注目されている。再エネ由来電力で水素を製造し利活用することでCO2排出量を削減するサプライチェーンの構築が有望視されている。

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