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カネカのシースルー太陽電池、国立競技場に採用

2020/02/05 21:00
工藤宗介=技術ライター
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国立競技場内観
(出所:大成建設)
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高効率結晶系シースルー太陽電池
(出所:カネカ)
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 カネカは2月4日、東京オリンピック・パラリンピックの会場となる国立競技場の天井庇部分に、同社の結晶シリコン型シースルー太陽電池が採用されたと発表した。国立競技場の施工は大成建設が受注し、2019年11月に完成した。

 今回採用されたシースルー太陽電池は、合わせガラスの間にストライプ状の結晶シリコン型太陽電池を配置することで採光機能を付与し、採光性と眺望性を確保しつつ太陽光で発電できるようにした。また、網入りガラスを複層化した火災安全機能を備える。

 これまでにも同社は、太陽光パネルと建物の外壁や窓と一体化させた外装システム「T-Green Multi Solar」を、大成建設と共同開発している。太陽光パネルと外装材が一体となっているため施工性に優れ、30年以上発電を維持できる。

 シースルー太陽電池は、ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)に貢献できる創エネルギー技術として、環境経営やBCP(事業継続計画)を強化する企業、公共施設などで採用や検討が進んでいる。今後も建築物のあらゆる箇所に設置でき意匠性の要求にも応えられる太陽電池製品の開発を進めていくという。

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