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経産省、水上太陽光の技術基準を策定、検討会を設置

2020/02/07 20:08
金子憲治=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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昨年夏に台風で損壊した千葉県市原市の水上メガソーラー
(出所:日経BP)
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 経済産業省は2月5日、新エネルギー発電設備事故対応・構造強度ワーキンググループ(WG)の会合を開き、水上設置型太陽光発電設備に対する技術基準を検討するとし、その具体的なスケジュールと検討内容を示した。

 ため池や湖の水面を利用した水上太陽光については、昨年夏に台風の強風で千葉県市原市の水上メガソーラー(大規模太陽光発電所)が大規模に損壊して火災事故を起こすなど、その保安規制の在り方が課題になっていた。

 現行では、既存の電気設備に関する技術基準を適用しているが、設置件数の増加に伴い、「水上」という設置形態を踏まえ、独立した技術基準の策定が必要との認識が、2019年11月に開かれた新エネルギー発電設備事故対応・構造強度WGで示されていた。

 5日の同WGでは、2019年度内に水上太陽光の技術基準を検討するWGを発足させ、外部の有識者を中心に2020年度に検討を進める、とのスケジュールが示された。

 具体的には、(1)水上太陽光に使われるフロート架台などについて、メーカーや製品タイプ、設置形態などの情報を収集・整理、(2)国内外の事故事例を基にした事故要因の抽出、(3)海外の規制情報を基に、国内の技術基準に盛り込むべき項目を抽出―などの検討を通じて、国内水上太陽光の安全確保のために求める要素を決めるとしている。

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