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再エネや省エネ、持続可能な交通インフラに20億ユーロを投融資、欧州投資銀行

2020/02/12 10:45
大場 淳一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 欧州連合(EU)の政策金融機関である欧州投資銀行(EIB)は2月5日、欧州および世界各地でのクリーンエネルギー開発や持続可能な交通インフラなどのプロジェクトに向けて、総額49億ユーロの投融資を承認したと発表した(関連記事1)。

 同行が同日、ルクセンブルクで開催した理事会で合意したもの。

 今回の理事会に先立ち、EIBは気候変動や持続可能な開発などについて協議するために丸1日を充てて、市民グループや非政府組織(NGO)、その他の利害関係者ら116団体と会合を行ったという。

 再生可能エネルギーや省エネルギーに関しては、欧州と中央アジアでのクリーンエネルギー開発への投資に10億ユーロの資金を供給する。

 具体的には、スペイン中央部でのメガソーラー(大規模太陽光発電所)などのプロジェクト18件、オーストリアおよびイタリアでの再エネ関連プロジェクト、オランダ沖の北海における洋上風力発電に向けた送電インフラ開発、ウズベキスタンの地域熱供給システムによる省エネ・プロジェクトなどが含まれる。

 また、持続可能な交通に関しては、デンマーク、ドイツ、イタリア、ポーランドにおける都市圏および地域向け鉄道網の改修、欧州全域の物流経路における海運および鉄道貨物の輸送容量拡大などに9億8300万ユーロを充てる。

 EU域内では化石燃料から再エネなどを主体とするエネルギー転換の取り組みが加速しており、今後もこの分野でEIBによる資金面での支援が継続、または拡大するとみられる(関連記事2)。

 なお、1月31日の午後11時にEUを公式に離脱した英国の代表理事は、EIB理事会を今回初めて欠席した。

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