ニュース

「太陽光+蓄電池」で電動車をワイヤレス充電、大阪で実証

2020/02/14 19:42
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
太陽光発電搭載のワイヤレス充電システム「青空コンセント」
(出所:関西電力)
クリックすると拡大した画像が開きます
使用済みハイブリッド車を再使用した電動カート
(出所:関西電力)
クリックすると拡大した画像が開きます

 関西電力とダイヘンは、万博記念公園(大阪府吹田市)において、太陽光パネルを搭載したワイヤレス充電ステーションを用いて電動カートの充電を行う次世代モビリティサービスの実証実験を開始した。実施期間は2月13~18日。

 来場者の園内移動(回遊)の利便性向上を目的とした実証実験。来場者がiPhone対応アプリ「オンデマンド配車予約システム」を用いて電動カートを呼び出し、目的地までの移動手段として活用できるサービスを目指す。

 電動カートは、使用済みハイブリッド車からモーターや電池などの基幹部品を取り出して再使用した車両になる。5人乗り(運転者含む)で最高速度は19km/h、航続距離は約30km。充電時間は約3時間。

 太陽光発電搭載ワイヤレス充電システム「青空コンセント」は、出力930Wの太陽光パネルと容量4.8kWhの蓄電池を備え、ワイヤレス充電ステーションに電動カートを載せるだけで充電を開始する。園内2カ所に設置する。

 青空コンセントは、大分県の姫島などで超小型モビリティ事業を展開するT・プラン(大分県中津市)が開発した。ワイヤレス充電ステーションはダイヘン製(関連記事:太陽光の電気でワイヤレス充電、大分・姫島のEV実証)。

 このほかにも実証実験では、2人乗りの超小型モビリティを用いた園内管理者の業務利便性向上やカーシェア運用の可能性評価、手持ちのスマートフォンから子どもや高齢者に持たせたビーコンの位置情報を確認できる「OTTADE!」を活用した見守りサービスおよび人流分析などを行う。

 実施にあたり、大阪府、大阪市、大阪商工会議所が構成する「実証事業推進チーム大阪」の支援を受けた。同団体は「未来社会の実験場」をコンセプトとする2025年大阪・関西万博を見据え、実証フィールドの調整・提供などの実証を支援している。

  • 記事ランキング