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水素で再エネを安定供給、壱岐市と東大先端研が連携

2020/02/17 19:49
工藤宗介=技術ライター
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締結式の様子
(出所:東京大学先端科学技術研究センター)
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壱岐で稼働中のメガソーラー
(出所:日経BP)
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 長崎県壱岐市と東京大学先端科学技術研究センターは2月7日、再生可能エネルギーの導入拡大・活用、脱炭素・水素社会の実現、持続可能なまちづくりなどを目的とした連携協定を締結した。両者は今後、水素を活用したエネルギーマネジメント実証実験に取り組む。

 実証実験では、再エネ電力から水素を製造・貯蔵することでエネルギーの安定供給を目指す。当初は太陽光発電設備を使用し、将来的には洋上風力発電なども視野に入れる。先端研の専門家から技術面の助言を受ける。実証実験の具体的な内容・規模などについて現在検討を進めており、3月中に決定する予定。

 これまで壱岐市に導入された太陽光発電は約9MW、風力発電は約2MW、電力の再エネ率は10%弱にとどまっている。今回の実証実験を通じて市内の再エネ導入をさらに拡大し、2030年度までに再エネ率24%、2050年度までに100%を目指す。

 また同市によると、エネルギー分野以外においても先端研の幅広い分野での多様な研究によって蓄積されたノウハウを活用することで、同市が抱えるさまざまな社会的課題の課題を改善し、持続可能なまちづくりに関して連携・協力していくことを期待しているという。

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