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「ルンバ」のような自律型除草機に、傾斜に強い新機種

2020/02/18 09:26
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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傾斜や凹凸に強い
(出所:ハスクバーナ・ゼノア)
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関節式の車体設計
(出所:ハスクバーナ・ゼノア)
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 スウェーデンの林業・農業・造園向け機器メーカーの日本法人、ハスクバーナ・ゼノア(埼玉県川越市)は、自律運用型芝刈機「オートモア」に、傾斜や凹凸のある地形に強い新機種(435X AWD)を追加した。1月31日に発表した。

 この自律型芝刈機の従来機は、国内の太陽光発電所でも活用されている(関連コラム)。

 円滑な運用には条件はあるものの、それさえ満たせば、まるでロボット剪定士が管理しているかのように、自律的に雑草を刈り、雑草が伸びて太陽光パネルよりも高くなって影で覆うといった状況を防げる。

 もともと、伸びた芝を刈るというよりも、芝を不要に伸ばすことを防ぎ、常に一定の高さに保つ狙いで使われてきた。

 企業などの事業所や工場、公園、病院、観光地、ゴルフ場、学校といった施設のほか、果樹園などで採用されている。

 今回の新機種は、機種名に入るAWDの名称の通り、四輪が駆動する。最大傾斜角35度(70%)の地面まで登る能力があり、起伏の多い地形にも対応する。従来機以上に、太陽光発電所に適した仕様となっている。

 四輪のホイールの動きを最適に制御するうえ、複雑な地形に対応するために、関節式の車体設計を採用した。これによって、荒れた土地の走行性が向上した。

 また、GPS(全地球測位システム)を標準装備した。太陽光発電所における活用で、GPSの標準装備は、場所ごとに雑草を刈り取るために要した速度がわかり、場所ごとの雑草の強さ・密度の把握に寄与する。

 希望小売価格は、58万円 (税抜き) となっている。

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