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スーパーの太陽光と蓄電池を最適制御、関電がVPP実証

2020/02/19 18:40
工藤宗介=技術ライター
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太陽光発電と蓄電池のシステムイメージ
(出所:関西電力)
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 関西電力は2月17日、スーパー店舗など業務用の顧客を対象とした、太陽光発電と蓄電池を組み合わせて活用するエネルギーマネジメントを実証すると発表した。4月1日から開始し、期間は6年間の予定。

 実証実験では、カノー(大阪市)が運営するスーパーマーケット「食品館アプロ 生野小路店」に、第三者所有型太陽光サービス「太陽光発電オンサイトサービス」の導入に合わせてリチウムイオン蓄電池を設置して電気料金の削減効果を検証する。太陽光パネルは出力160.80kWでメーカーは非公表。蓄電池はエネマン製で容量は62kWh。

 また、VPP(仮想発電所)システム「K-VIPs」を活用して蓄電池制御技術を確認することで、蓄電池を将来のVPPリソースとして活用するための知見の獲得を目指す。K-VIPsは、顧客の電力使用量(1分値)の取得・表示、デマンドレスポンス(DR=需要応答)の基準となるベースラインの計算・表示、契約条件・DR実施結果など調整力提供による報酬額の算定に必要な情報の統合管理などの機能を備える。

 太陽光発電の余剰電力を蓄電池に充電し、夜間など他の時間帯に使用することで、電気料金の削減のほか非常時のBCP(事業継続計画)用途として活用できる。また、アグリゲーターからの指示によって蓄電池に充電された電気を放電することでDRの実現も可能になる。

 関西電力は、獲得した知見をもとにエネルギー管理サービスを開発するとともに、K-VIPsの機能を拡充してプラットフォームとしての価値を向上させる。太陽光発電や蓄電池などさまざまな設備を活用した包括的なエネルギー管理サービスの提供、および成長が見込まれるエネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスを目指すとしている。

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