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丸紅系投資法人、東証インフラ市場に上場、7銘柄目

2020/02/21 14:33
金子憲治=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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投資法人が取得した「石川能登合鹿太陽光発電所」
(出所:新投資口発行及び投資口売出届出目論見書・ジャパン・インフラファンド投資法人)
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 ジャパン・インフラファンド投資法人(東京都中央区)が2月20日に東京証券取引所のインフラファンド市場に上場した。募集価格9万5000円に対し、初値10万1000円、最高値10万3000円、終値10万2000円と、順調な滑り出しとなった。

 同投資法人は、固定価格買取制度(FIT)を適用された15物件の太陽光発電設備に投資する。太陽光パネルの設置容量で合計約30.49MW、連系出力は合計約24.12MWとなる。

 主要スポンサーは丸紅で、みずほ銀行とみずほ信託銀行もスポンサーとして参画する。総資産は、約124億3081万円、そのうちインフラ資産は約104億9847万円で、84.4%が太陽光発電設備への投資となる。

 ジャパン・インフラファンド・アドバイザー(同)が資産運用を担当する。同資産運用会社への出資比率は、丸紅が90%、みずほ銀行が5%、みずほ信託銀行5%となる。

 ジャパン・インフラファンド投資法人は、2月20日に公表した「上場のお知らせ」の中で、「日本における再生可能エネルギーの重要性は引き続き高まっていくと期待され、十分な拡大余地がある」とし、「当面は、太陽光発電などに重点的に投資し、将来的に風力や地熱発電への投資も検討し、多様なポートフォリオを目指す」としている。

 東証のインフラファンド市場は2015年4月に創設し、2016年6月に第1号銘柄となるタカラレーベン・インフラ投資法人(東京都千代田区)が上場を果たした。ジャパン・インフラファンド投資法人の上場で、上場銘柄は7法人となった。

 ジャパン・インフラファンド投資法人の投資対象となる太陽光発電所15物件を、パネル出力を基準とした設備規模でみると、2MW以上が4割、1.5~2MW未満が2割、1~1.5MW未満が2割、1MW未満が2割となる。地域的には、石川県と富山県の北陸が10件、埼玉県と茨城県の関東が2件、和歌山県と三重県の関西が2件、広島県が1件となっている。

 地域的に北陸が多くなっているが、飛び抜けて規模の大きな特別高圧送電線に連系する案件がなく、2MW前後の高圧連系に分散投資するのが特徴になっている。

 15物件を担当したEPC(設計・調達・施工)サービス企業の内訳は、プロスペックAZが10件、Looop2件のほか、NTTファシリティーズ、日本コムシス、ジャパンパワーサプライが各1件となっている。また、採用した太陽光パネルのメーカー内訳は、ファースト・ソーラー4件、ハンファQセルズ3件、JAソーラー2件、トリナ・ソーラー2件、Gintung Energy Corp.2件のほか、サンテックパワージャパン、ソーラーフロンティア、サンパワージャパンが各1件。パワーコンディショナー(PCS)メーカーの内訳は、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)7件、ABB4件、ダイヘン2件のほか、日立製作所とファーウエイが各1件となる。

 同投資法人に対しては、格付け投資情報センター(R&I)が、1月15日に「A」(安定的)の格付けを公表している。

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